グルタチオン(システインペプチド)

グルタチオン(システインペプチド)

体内で重要な抗酸化物質として【グルタチオン】があります。

グルタチオンは「グルタミン酸」「システイン(含硫アミノ酸)」「グリシン」という3つのアミノ酸が結合(ペプチド結合)したものです。
体内のグルタチオンの95%以上が【還元型】として、5%が【酸化型】として存在していると言われています。

グルタチオン(システインペプチド)

このグルタチオンは、特に以下のような方に必要だと言われています。

⭕️アルコールを常飲している方

⭕️たくさん薬を服用している方
高齢者やいくつもの疾病があり、何種類も薬を服用している人は、薬物を抱合(薬物などが水に溶けやすい    物質に結合すること。薬物を死活させ排泄しやすくすること)する作用を持つグルタチオンの需要量が増加する。
(Ian A. et al.(1998) Biochem & Biophysic Res.Comm.242,1-9)

⭕️含硫アミノ酸の需要が多い人
腎機能が低下して、タンパク質摂取制限を受けている方の補完として。
硫黄(S)は解毒には欠かすことのできない元素。

⭕️抗がん剤、放射線治療を受けている方
グルタチオンは発がん過程、がん治療の過程で発生する活性酸素の除去にも関与。
(Burk R.F.(1983)Biochem Biophysic Acta.757,21)
また、グルタチオンは放射線防御物質としても働き、さらに、発がん化学物質を抱合し、無毒化する作用もある。
(Chassend L.F.(1979)Adv Cancer Res.29,175)

⭕️ストレス過多な方

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