医師監修の新メソッド「バイタルファスティング」

ファスティング中ヨーグルトはOK?体をリセットする方法

ファスティング中のヨーグルトは?

この記事のポイント

  • ファスティング中にヨーグルトを摂ることがオートファジーに与える影響を科学的視点で解説
  • ヨーグルトに含まれるタンパク質・脂質が体内代謝に及ぼす変化を整理
  • ダイエット目的で広まる「ヨーグルトファスティング」の注意点を明確化
  • 空腹時の乳製品摂取が脂肪燃焼や血糖値に与える影響を理解できる
  • 体を本来の状態へリセットする方法として、より適したファスティングの考え方を紹介

ヨーグルトファスティングは良い?

1. ファスティング3日間でヨーグルトを取り入れる人が多い理由

なぜヨーグルトファスティングが広まっているのか

近年、「3日間ヨーグルトファスティング」や「ヨーグルト置き換えダイエット」といった方法がSNSやメディアで広く紹介されています。その理由のひとつは、「完全に何も食べない断食よりも安心感がある」からでしょう。

ヨーグルトは腸に良い、乳酸菌が含まれている、ヘルシーな食品というイメージが強く、「食べながら整えるファスティング」として受け入れられやすい特徴があります。また、空腹感を和らげやすいため、初心者でも挑戦しやすいと感じられる点も広まりの背景にあります。

さらに、コンビニやスーパーで手軽に購入できることから、特別な準備をしなくても始められるという手軽さも人気の理由です。

ダイエット法として人気の背景

ヨーグルトファスティングがダイエット法として人気を集めている理由には、「低カロリーで高タンパク」というイメージがあります。タンパク質は満腹感を持続させやすく、筋肉量の維持にも関わるため、体重を落としながら体型を保ちたい人にとって魅力的に映ります。

また、「腸活」というキーワードの広まりも影響しています。腸内環境を整えれば痩せやすくなる、という認識が広がる中で、乳酸菌を含むヨーグルトはダイエットの味方として位置づけられてきました。

しかし、ここで一度立ち止まって考える必要があります。

ファスティングの本来の目的が「消化器官を休ませ、細胞の自浄作用(オートファジー)を活性化させること」であるならば、たんぱく質や脂質を含むヨーグルトの摂取は、その働きにどのような影響を与えるのでしょうか。

2.ヨーグルトの栄養成分と体への影響

ヨーグルトは「腸に良い食品」というイメージが強い一方で、ファスティング中に摂取した場合の体内反応については十分に理解されていないことが多い食品でもあります。
ここでは、ヨーグルトに含まれる主な栄養成分が、体内でどのように働くのかを整理します。

タンパク質とオートファジーの関係

一般的なヨーグルトには、牛乳を主な原料とする動物性のタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉維持や免疫機能に重要な栄養素ですが、ファスティングの目的が「オートファジーの活性化」にある場合は注意が必要です。

オートファジーは、細胞が古くなったタンパク質や不要な構造物を分解し、再利用する自浄作用のことを指します。この働きは、体が「栄養が入ってこない状態」であると認識したときに活性化しやすくなります。

しかし、タンパク質を摂取すると、mTOR(エムトール)と呼ばれる栄養シグナル経路が刺激されます。これにより「外から栄養が入ってきた」と判断され、オートファジーの働きが抑制される方向に傾きます。

つまり、ヨーグルトを摂ることで、細胞の自浄作用が一時的に弱まる可能性があるのです。

乳製品の脂質と代謝への影響

牛乳を主な原料とするヨーグルトは乳製品であり、種類によっては一定量の脂質を含みます。空腹状態で脂質を摂取すると、消化器官は再び活発に働き始め、消化のための労力が必要になります。

また、脂質はもともと蓄積されやすいエネルギー源であるため、摂取量によっては脂肪燃焼モードから貯蔵モードへ切り替わるきっかけになることもあります。特に3日間のファスティングを通じて体をリセットしたいと考える場合、脂質とタンパク質の同時摂取は代謝に影響を与える可能性があります。

さらに、乳製品の継続的な摂取は、体質によってはコレステロール値や脂質代謝に影響を及ぼすケースもあります。そのため、「ヨーグルト=健康的」という単純な図式ではなく、目的に応じた選択が重要になります。

ヨーグルトファスティング(断食)のイメージ画像

3.オートファジーを目的としたファスティングとの違い

オートファジーを目的とするファスティングは、「体に栄養が入らない状態」を一定時間つくることで、細胞の自浄作用を高めることを狙います。単に食事量を減らすダイエットとは目的が異なり、細胞レベルでのリセットを目指す点が大きな特徴です。

タンパク質摂取で何が起きるのか

体内にタンパク質が入ると、アミノ酸が血中に増え、それを感知した体はmTOR(エムトール)という栄養センサーを活性化させます。mTORは「成長」や「合成」を促すスイッチであり、栄養が十分にあると判断すると、分解や再利用の働きであるオートファジーを抑制する方向に働きます。

つまり、ヨーグルトのようにタンパク質を含む食品を摂取すると、体は飢餓状態とは認識せず、「栄養が供給されている状態」と判断します。その結果、細胞の分解・再生モードは弱まり、オートファジーの活性は十分に高まらない可能性があります。

自浄作用(細胞リセット)が止まる仕組み

オートファジーは、栄養不足やエネルギー制限が引き金となって働きやすくなる仕組みです。エネルギー源にもなり得るアミノ酸が体内に入ると、栄養シグナルの活性化が起こり、「今は分解よりも合成を優先すべき」という方向へ体は切り替わります。

そのため、3日間ファスティングで体をリセットしたいと考える場合、タンパク質や脂質を含む食品を継続的に摂る方法は、本来の目的とずれてしまうことがあるのです。

ヨーグルトファスティングは「何も食べないより安心」というメリットはありますが、細胞レベルの自浄作用を最大化するという観点からすると、あまりふさわしくない方法であると言えるかもしれません。

ファスティング中、ヨーグルト

4.ヨーグルトファスティングで起こりやすい注意点

ヨーグルトを取り入れた3日間ファスティングは、一見すると体に優しい方法に思えます。しかし、目的が「体をリセットすること」である場合、いくつか注意すべき点があります。

脂肪分とダイエットの落とし穴

ヨーグルトは種類によって脂肪分を多く含みます。特に空腹状態で乳製品を摂取すると、体は積極的にエネルギー源を吸収しやすい状態にあります。そのため、摂取量や種類によっては脂肪燃焼モードが十分に働かず、かえって体脂肪の蓄積につながるケースもあります。

また、「ヨーグルトなら太らない」という思い込みから量が増えてしまうと、結果的にカロリーオーバーとなり、ダイエットが思うように進まない人も少なくありません。乳製品の脂質は腹持ちが良い反面、体質によっては代謝に影響を与えることもあるため、何を目的としたファスティングなのか?を再確認することが大切です。

コレステロール:健康診断への影響

乳製品を継続的に摂取する食習慣は、体質によっては動脈硬化の原因とされるLDLコレステロール(悪玉コレステロールとも言われます)の上昇につながる可能性があります。特に健康診断で脂質異常症やコレステロール値に注意が必要と指摘されている方は、ヨーグルト中心のファスティング方法が適しているか慎重に判断しましょう。もし必要ならば主治医に相談することです。

さらに、ファスティングは本来、消化器官を休ませることが目的のひとつです。しかし、ヨーグルトを頻繁に摂取することで、胃腸は常に消化活動を続ける状態になります。その結果、消化器官の休息という本来のメリットや目的が十分に得られない可能性もあります。

ヨーグルトファスティングを選択する場合は、「安心感」や「イメージ」だけでなく、代謝や脂質バランス、目的との一致を総合的に考えることが重要です。

5.体をリセットする本来のファスティングとは

3日間ファスティングの本来の目的は、「体重を落とすこと」だけではなく、体内環境を整え、細胞レベルでのリセットを促すことにあります。そのためには、単に食事量を減らすのではなく、代謝を守りながら栄養シグナルをコントロールする設計が重要になります。

バイタルファスティング® という考え方

バイタルファスティングは、必要なビタミンやミネラルなどの断食時の代謝を支える成分を補給しながら、タンパク質や脂質の摂取を控えることで、オートファジーの働きを活性化させる環境を整える方法です。

ポイントは、「完全な栄養遮断」ではなく、「代謝を維持しつつ栄養刺激を最小限にする」ことにあります。ビタミンやミネラルなどの栄養成分を適切に補いながら実践することで、栄養不足による極端な不調を防ぎつつ、体をリセットする方向へ導きます。

代謝を守りながら整える方法

体をリセットするファスティングでは、血糖値の急激な変動を避けること、タンパク質摂取によるmTOR活性化を抑えること、そして消化器官をしっかり休ませることが重要です。

ヨーグルトのような食品を常時摂取する方法では、どうしても消化活動や栄養シグナルが継続します。一方で、断食時の生化学的に代謝設計されたファスティングでは、代謝を支える最低限の成分のみを補給し、体内環境に必要な分解を起こさせ、さらに再構築を促します。

体を本来の状態へリセットしたい場合は、「安心感」よりも「目的に合った設計」を基準に方法を選ぶことが大切です。

体をリセットすることを最優先に考えるのであれば、タンパク質や脂質による栄養刺激を抑えながら代謝を守る設計がされた歴史と実績ある「バイタルファスティング」がおすすめです。

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6.3日間ファスティングを安全に行うための基本ルール

3日間ファスティングは、正しい手順を踏むことで体への負担を抑えながら実践できます。自己流で急に始めるのではなく、「準備期・実践期・回復期」の3段階を設けることが安全性を高める基本です。

準備期の重要性

ファスティング前の2~3日間は、消化器官を徐々に慣らす期間として設けます。脂質や動物性タンパク質の摂取を控え、野菜や植物性タンパク質中心の食事へ移行することで、実践期(断食期)に不調をきたしづらい体へゆるやかに切り替えていきます。

準備期を省略すると、急なエネルギー源の制限によって強い空腹感や頭痛、倦怠感などが出やすくなります。段階的に食事量を調整することが、体調トラブルの予防につながります。

実践期のポイント

実践期(3日間の断食期)は、水分補給を十分に行いながら、断食時の代謝を支えるファスティング専用の酵素ドリンクを活用して栄養刺激を最小限に抑える期間です。激しい運動はなるべく避け、軽いストレッチや散歩程度にとどめることで体への負担を軽減できます。

また、頭痛や強い倦怠感などの体調変化が出た場合は無理をせず、早めに中断や調整を行うことも重要です。実践期は「我慢する期間」ではなく、「体の状態を観察する期間」と捉えることで、安全に体をリセットへ導きやすくなります。

回復期の食事設計

3日間のファスティング後は、いきなり通常食へ戻さないことが最も重要です。胃腸は休息状態から再稼働するため、最初はおかゆやスープなど消化に優しい食事から始めます。
回復食についての記事はこちら

回復期を設けずに高脂質・高タンパクの食事を摂ると、血糖値の急上昇や胃腸への負担が大きくなり、体調不良やリバウンドの原因になる可能性があります。

安全に3日間ファスティングを行うためには、「何を抜くか」だけでなく、「どう戻すか」までを設計することが欠かせません。準備と回復を丁寧に行うことで、体をリセットする本来の目的をより安定して実感しやすくなります。


7.ヨーグルトを取り入れるならどう考える?

ヨーグルトを完全に否定するのではなく、「目的に応じてどう位置づけるか」を整理することが大切です。体をリセットすることが最優先なのか、それとも空腹感を和らげながら緩やかに体重を調整したいのかによって、考え方は変わります。

取り入れる場合の注意点

もしヨーグルトを取り入れるのであれば、無糖・低脂肪タイプを少量にとどめ、常時摂取し続ける方法は避けるのが基本です。タンパク質や脂質の刺激が入ることで、オートファジーの働きは弱まりやすくなります。

また、「空腹だから何度も食べる」という使い方ではなく、どうしても体調が不安定な場合の補助的な位置づけにとどめることが重要です。目的が細胞リセットである場合、栄養刺激は最小限に抑える意識が必要になります。

目的別の考え方

・ダイエット目的であれば、総摂取カロリーと脂質量の管理が不可欠
・腸内環境改善が目的であれば、回復期に発酵食品として活用する方が適している
・体をリセットしたい場合は、タンパク質刺激を抑えた設計のファスティングを選択する

ヨーグルトは「健康的な食品」ではありますが、「ファスティング中に最適な食品」とは必ずしも言えません。

重要なのは、安心感やイメージではなく、「今、自分は何を目的にファスティングをしているのか」を明確にし、それに合った方法を選ぶことです。

8.よくある質問(Q&A)

Q1. 3日間ファスティング中にヨーグルトを少量なら食べても大丈夫ですか?

少量であってもタンパク質と脂質が体内に入ることで、オートファジーの活性は弱まる可能性があります。目的が「体のリセット」であれば、基本的には控える方が望ましいでしょう。

Q2. ヨーグルトは腸に良いのに、なぜファスティング中は向かないのですか?

ヨーグルト自体は発酵食品として腸内環境に役立つ面があります。しかし、ファスティングは消化器官を休ませ、栄養刺激を抑えることが目的です。その観点では、タンパク質や脂質を含む食品は刺激になり得ます。

Q3. ヨーグルトファスティングはまったく意味がないのですか?

意味がないわけではありません。空腹を和らげながら摂取カロリーを抑える方法としては一定の効果が期待できます。ただし、細胞レベルの自浄作用を高めるという目的とは異なるアプローチであることを理解しておくことが重要です。

Q4. ダイエット目的ならヨーグルトでも問題ありませんか?

総摂取カロリーや脂質量を管理できていれば、体重調整には役立つ場合もあります。ただし、乳製品の摂りすぎは脂質バランスやコレステロール値に影響する可能性もあるため、体質に応じた判断が必要です。さらに、日本人やアジア人の多くは体質的に「乳糖不耐症」であり、多量の乳製品摂取は体に合わないとも言われています。

Q5. 体をリセットしたい場合は何を選ぶべきですか?

タンパク質や脂質刺激を最小限に抑え、代謝を支える栄養成分を補いながら行う設計型のファスティングが適しています。準備期と回復期を丁寧に設けることも、安全かつ効果的に実践するための重要なポイントです。

9.まとめ|体をリセットするための正しい選択とは

ヨーグルトファスティングは、「食べながら行える安心感」や「腸に良さそう」というイメージから広まった方法です。しかし、3日間ファスティングの本来の目的が体内環境のリセットやオートファジーの活性化にある場合、タンパク質や脂質を含むヨーグルトの継続摂取は、その目的と必ずしも一致しません。

重要なのは、流行やイメージで方法を選ぶのではなく、「自分は何を目的にファスティングを行うのか」を明確にすることです。

・体重を落としたいのか?
・腸内環境を整えたいのか?
・細胞レベルで体をリセットしたいのか?

目的によって最適な方法は変わります。

体を本来の状態へ整えたいのであれば、代謝を守りながら栄養刺激を抑える設計型のファスティングを選び、準備期・実践期・回復期を丁寧に行うことが成功への近道です。また、初心者の方はファスティングマイスター有資格者のカウンセリングサポートを受けながら行うことが最適です。
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「安心感」よりも「目的に合った選択」。
それが、体をリセットするための本当の方法といえるでしょう。

また、ファスティングを成功させるためには、方法選びだけでなく生活全体の見直しも重要です。
無理な制限に頼るのではなく、適度な運動や十分な休養を組み合わせながら続けることがおすすめです。極端な我慢ではなく、無理のないプランこそが、体を安定的に整える近道になります。

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