目次
- ファスティング初心者でも安心して始められるドリンク選びのコツを紹介。
- 水やハーブティーなど、普段から取り入れやすい身近な飲み物で健康をサポート。
- 腸を整え、美容と体調の改善を目指すヒントが満載です。
- 普段の食生活を見直すきっかけにもなる内容で、無理なく続けられるやり方を解説しています。
ファスティングを始めてみたいけれど、「酵素ドリンクがないとできないの?」と思っていませんか?
この記事では、ファスティング中に飲める飲み物や酵素ドリンクについて、わかりやすく紹介します。
普段の生活で感じる身体の不調を整えたい方や、食生活との違いを意識して心身をリセットしたい方におすすめのやり方です。
毎日の習慣を見直すことで、体内リズムを整え、健康的な変化を感じやすくなります。
初心者の方でも安心して続けられるよう、飲み方のコツや注意点も合わせて解説します。
1.ファスティング中に飲み物が大切な理由
ファスティング中は、食事や栄養素の摂取が制限されるため、体に必要な水分とミネラルを意識して補うことが健康維持につながります。
体内の水分バランスを整えることは、身体機能を保つうえで非常に重要です。
水分をしっかり補給することで腸の働きが整い、老廃物の排出がスムーズになりやすくなります。
💧 水の大切な役割
- 血液の流れを保つ
- 体温を調整する
- 老廃物を外に出す
といった、大切な役割をしています。
断食中に水分が不足すると、頭痛やめまい、便秘などのトラブルが起こることもあります。
2.酵素ドリンクを使わなくても大丈夫?
ファスティング専用の酵素ドリンクを使わないで断食を行うことは、次に解説する理由で危険を伴います。
断食中のエネルギー源が糖から脂肪へ切り替わると、体内で酸性の性質を示すケトン体がつくられ、その影響による頭痛や吐き気、腹痛などの不定愁訴をきたす可能性があります。
血液はごくわずかでも酸性に傾くと生命の危機に陥ります。したがって、酸性の性質を示すケトン体による影響を防ぐために、アルカリの性質を示すカルシウムなどのミネラルを含む ファスティング用ドリンクを使うことにより中和することが大切です。
💡 これが「ファスティング専用の酵素ドリンクを使わないファスティングは有り得ない」という所以です。
ファスティング用ドリンクを使わない断食は、骨や歯からアルカリの性質を示すカルシウムを溶かし出し、血液が酸性にならないように中和する脱灰が起こるリスクが否めません。
✔ ファスティング用ドリンクを選ぶ基準
- 原液100%であること
- 原材料が無農薬・有機農法などであること
- 保存料、着色料、香料など不使用
- 発酵期間が6ヶ月以上あること
- 工場や販売元の理念
- ファスティング時に必要な栄養素が配合されていること

3.酵素ドリンク以外で飲めるおすすめドリンク3選
ファスティング中に飲むドリンクは、栄養素のバランスや消化を整えるうえでも大切です。食物繊維を意識したり、内蔵への負担を減らしたりすることで、身体の中から健康を保つサポートができます。断食中は食事を控えているため、体が必要とする水分やミネラルを上手に摂取することが健康維持のポイントになります。
さらに、吸収の良い飲み方を心がければ、体内環境の改善にもつながるでしょう。特に断食後の回復食では、味噌汁のように消化が良く美味しい温かい汁物を取り入れると体への負担が少なくおすすめです。
酵素ドリンク以外で飲めるおすすめドリンク3選
(1)水
ファスティング中に一番大切なのは「水」です。
1日に1.5〜2リットルを目安に、少しずつこまめに飲みましょう。
ポイントは、
- のどが渇く前に少しずつ飲む
- 冷たすぎる水は避け、常温がおすすめ
という2つです。
常温の水は体にやさしく、代謝も助けてくれます。
(2)ハーブティー
ペパーミントやルイボスティーなど、カフェインを含まないハーブティーはおすすめです。
- リラックスしたいとき
- 空腹を感じて落ち着かないとき
などに飲むと、気持ちがふっと楽になります。
砂糖やハチミツは入れず、「ストレート」で飲みましょう。
(3)にがり水(マグネシウム水)
にがりとは、豆腐を固めるときに使われる天然のミネラルです。
水に数滴まぜて飲むことで、マグネシウムを補うことができます。
マグネシウムには、
- 代謝をサポートする
- 筋肉のこわばりをやわらげる
- 便秘の予防に役立つ
といった働きがあります。
ただし、入れすぎるとお腹がゆるくなることがあるので、1日にコップ1〜2杯ほどから試してみてください。
「マグネシウム:ナトリウム=73:1」という理想的なバランスで、余分な塩分を気にせず“高濃度なマグネシウム”をしっかり補えるおすすめのアイテムは上になります。
4.飲んではいけない飲み物

ファスティング中は、体の中をお休みさせる期間です。
添加物や糖分を多く含む飲み物は避けましょう。
🚫 NGな飲み物の例
- ジュースやスポーツドリンク(糖分が多く、脂肪燃焼を妨げる)
- 甘いカフェラテやミルクティー(血糖値が急に上がる)
- アルコール(肝臓に負担をかける・脱水を招く)
- コーヒー(頭痛や吐き気などの辛い症状を招く)
- 炭酸飲料や炭酸水(胃に負担をかける・空腹感を強める)
ファスティング中に炭酸水の摂取が推奨されない理由は
↓こちらの記事をご参照ください。
https://mfasting.com/archives/5356
「少しくらいなら大丈夫」と思ってしまいがちですが、
ファスティングの効果をしっかり感じるためには、これらの飲み物は控えたほうが安心です。
5.飲み物が代謝に与える影響
ファスティングによって体内のさまざまな機能が改善される流れを理解することは重要です。
断食が12〜16時間ほど続くと、体はエネルギー源を糖から脂肪に切り替えます。
このとき、脂肪を分解してできる「ケトン体」が、脳や筋肉などのエネルギー源として使われるようになります。
さらに、体の中では「オートファジー」という仕組みが働き、古くなった細胞を分解して、新しい細胞に作り変えるサイクルも活発になります。
いわば、体の中で「お掃除」と「入れ替え」が行われているイメージです。
このタイミングで糖分やカロリーの高い飲み物をとってしまうと、せっかくのサイクルがストップしてしまうこともあります。
そのため、ファスティング中はカロリーを含まない飲み物を選ぶことがとても大切なのです。
断食中は代謝だけでなく、消化機能にも変化が起こります。これらの働きは健康に良い影響を与え、体のバランスを整える以上の効果を感じる方も多いでしょう。
6.安全に始めるための注意点
ファスティングは、無理をせず、体調を見ながら行うことが基本です。
初心者へのポイント
- 初めての方は「半日〜1日断食」からスタートする
- いきなり長期間の断食は避ける
- 頭痛やめまい、強いだるさを感じたら、すぐに中止する
- 1時間にコップ1杯を目安に水分をとる
- 持病がある方や薬を飲んでいる方は、必ず 医師 に相談する
「少し不安だな」と感じるくらいであれば、無理に断食期間を伸ばさず、回数を分けて少しずつ慣らしていく方法もおすすめです。
7.よくある質問(Q&A)
Q1. ファスティング中にどうしてもお腹が空いたらどうすればいいですか?
水やカフェインの入っていないハーブティーをゆっくり飲んでみましょう。空腹が落ち着くことが多いです。どうしてもつらい場合は無理をせず、ファスティング専用の酵素ドリンクを水で薄めて少量ずつこまめに飲むようにすることで落ち着かせるのもOKです。
Q2. 普段の食事に戻すときの注意点はありますか?
断食後の食事は消化の良いものから始めることが重要です。おかゆや味噌汁、柔らかい野菜など、体に負担をかけないものを少しずつ摂りましょう。
Q3. コーヒーやお茶は飲んでも大丈夫?
ルイボスティーなどのカフェインレスのハーブティーであれば問題ありませが、コーヒーは頭痛や吐き気などの辛い症状を招くことがあるためNGです。また、砂糖やミルクを加えると断食効果が弱まるため注意が必要です。
Q4. ファスティングで便秘になったときの対策は?
水分補給をしっかり行い、腸の動きを促すことが大切です。にがり水やぬるめの白湯を取り入れると改善につながることがあります。
Q5. ダイエット以外にどんな効果がありますか?
ファスティングは腸内環境を整え、代謝をサポートすることで肌の調子や睡眠の質が良くなるなど、美容や健康の両面で良い変化が期待できます。
8.まとめ:自分に合った方法で続けよう
ファスティングは、正しく行えば健康的な食生活を整え、無理のないダイエットにもつながります。食事の質や栄養素のバランスを意識することで、身体の内側から吸収や代謝のリズムが整い、美容にも良い効果が期待できます。体の中からキレイを目指せる良い習慣になります。
ファスティング中の飲み物は、「カロリーゼロで、体にやさしいもの」が基本です。
一番大切なのは、無理をしないこと。
普段の生活習慣との違いを理解しながら、不調を改善するための正しいファスティングのやり方を意識することが大切です。
体の声を聞きながら、自分に合ったペースで行えば、心も体もスッキリ整っていきます。
「まずは1日だけ試してみる」など、小さな一歩から始めてみてくださいね。
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