4月7日の日本経済新聞の記事によりますと、
国立成育医療研究センターが、コロナ感染症対応病院の
医療従事者(医師、看護師)の約90%がビタミンD不足
という警告を発表しました。
担当者はさらに、『屋内で長時間過ごす生活が続いている人は注意が必要』
というコメントも。
ビタミンDは紫外線を浴びることで活性化しますので、日光を
浴びる時間をつくったり、サプリメントで補充したりするよう
呼びかけています。
これは今に始まったことではなく、日本人はビタミンD不足な傾向に
あることは常に言われてきたことでもあるのです。
ビタミンDは免疫にも関わりますので、感染症には必要な栄養素です。
『ビタミンDには免役力を向上させる働きがある。
免疫細胞がToll様受容体を活性化し、活性型ビタミンDとビタミンDを
作り出すことによって、抗病原体タンパク質・カテシジリンを作り出し、
このカテシジリンが様々な細菌やウィルスなどの病原体に対する
免疫力をアップさせている』
(Liu PT.Stranger S. Li H.et al. Science 2006;311:1770-3)
『インフルエンザに対する効果では、6歳から15歳の児童生徒を対象にした研究では、ビタミンD3を投与したグループの方が、投与しなかったグループより、A型インフルエンザにかかる人が少ないという結果が得られた』
(Mitsuyishi Urashima, Takaaki Segawa, Minoru Okazaki, Mana Kurihara, Yasuyuki Wada,
and Hiroyuki Ida.et al. AM J Clin Nutr 2010;91:1255-60)
◎摂取できる食材としては、
・きのこ類(干ししいたけなど)
・しらす ・きくらげ
・いわし ・かつお
・鮭 ・うなぎ
・魚介類 などがあります。